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エスプレッソが小さいのはなぜ?その理由と特徴を解説

エスプレッソと聞くと、小さなカップに注がれた濃いコーヒーを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

「エスプレッソが小さいのはなぜ?」「どんな理由があるの?」と疑問に思うこともありますよね。

そこで今回は、エスプレッソが小さいカップで提供される理由を、特徴とあわせてご紹介します。

エスプレッソが小さいのはなぜ?

エスプレッソが小さい理由は、抽出方法と味わい、保温性のためのカップの設計、そして本場イタリアのカフェ文化が関係しています。

それぞれ詳しく解説していきます。

小さい理由①濃縮された抽出方法

エスプレッソは、専用のマシンで高圧力をかけて20〜30mlほどの少量を一気に抽出するコーヒーです。

この方法は、コーヒー豆の美味しい成分だけをギュッと短時間で引き出せます。

しかし、抽出時間を長くして量を増やそうとすると、苦味や渋みまで出てきてしまうのです

つまり、エスプレッソは少量だからこそ完成されている一杯なのです。

小さい理由②濃厚で少量でも十分満足

エスプレッソは味わいがとても濃厚で香りも豊か。

だからこそ、少量でも満足度が高いのが大きな特徴です。

もしもっと多かったら「濃厚すぎて飲みきれない…」となってしまうことも。

ちなみに、カフェラテやカプチーノも、濃いエスプレッソをベースに作られています。

小さい理由③温度と香りをキープ

エスプレッソは少量で冷めやすい飲み物です。

そのため、温かさと香りを飲む直前までしっかりキープすることが大切です。

そこで使われるのが、厚みのある小さなカップ。

カップの構造が、最後の一口までおいしさを保ってくれるのです。

エスプレッソ用のカップ「デミタスカップ」

スプレッソ用のカップは、「デミタスカップ」とも呼ばれ、容量は20〜30mlが一般的です。

以下のような特徴があります。

  • 厚みがある陶器製:冷めにくく、口あたりもなめらか
  • 小ぶりな取っ手:片手で持ちやすい設計
  • 飲み口がすぼまっている:香りがしっかりと立ちのぼる

デミタスカップには、エスプレッソをおいしく飲める機能と、文化的背景が詰まっています。

小さい理由④イタリアのカフェ文化の影響

エスプレッソの本場・イタリアでは、バール(カフェ)で立ち飲みするのが日常です。

出勤前や仕事の合間に、数分でサッとカウンターでエスプレッソを一杯、というのが伝統的な飲み方です。

イタリアの文化に合わせて、素早く、でも丁寧に楽しめる小さなカップが使われるようになりました。

小さいけれど奥深いエスプレッソ

エスプレッソが小さい理由には、コーヒーの魅力が詰まっています。

  • 高圧抽出で雑味を出さないから少量に
  • 濃厚な風味だから少しで満足できる
  • 最適な温度と香りを保つための厚手で小さなカップ
  • 本場イタリアの素早く楽しむカフェ文化の影響

理由を知ってからエスプレッソを飲んでみると、さらに奥深い味わいが感じられるはずです。

そんなエスプレッソを楽しむなら、豆選びがとても大切。

豆の中でも特におすすめなのが、スペシャリティのコーヒー豆です。

スペシャリティなコーヒー豆とは、栽培・収穫・精製・焙煎・品質管理まで、すべての工程にこだわり抜いた高品質なコーヒー豆のこと。

エスプレッソの濃厚さと風味をより豊かに引き出してくれます。

スペシャリティ豆を使ったエスプレッソを、ぜひ一度、お試しくださいね。

この記事の著者

HIGUCHI

長野県出身。喫茶店やカフェという空間に魅力を感じ始めたのは、高校生の頃。仲間と通った馴染みの喫茶店に始まり、日本だけでなく世界中のカフェを探訪。巡ったカフェ件数は数千件に及ぶ。そのカフェ巡りの経験を活かし、2017年11月『uni coffee stand』をオープン。自ら築き上げた人脈を頼りに、世界へ活躍の場を広げている。

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