リストレットとは?味の特徴やエスプレッソとの違い、飲み方も解説 | uni coffee stand【ユニコーヒースタンド】

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リストレットとは?味の特徴やエスプレッソとの違い、飲み方も解説

リストレットとは?味の特徴やエスプレッソとの違い、飲み方も解説

リストレットというメニューを、カフェで目にしたことはないでしょうか。

「リストレットってなに?」「エスプレッソとの違いは?」と気になることも。

そこで今回は、リストレットの味の特徴やエスプレッソとの違い、飲み方も解説します。

リストレットの意味と特徴

リストレット(Ristretto)とは、イタリア語で「制限された・短い」という意味です。

エスプレッソと同じ高圧抽出マシンでつくりますが、量はわずか15~20ml程度、時間は15秒ほど。とても少ないお湯の量かつ短時間で抽出します。

抽出時間がとても短いため、エスプレッソの前半で抽出される濃厚で雑味の少ない成分だけを味わえるのが特徴です。

後半に抽出される苦みや渋みは控えめで、代わりにコーヒー本来の甘さやフルーティーさを感じられます。

とろみのあるクレマによってなめらかな口当たりで、リッチな味わいを楽しめます。

リストレットとエスプレッソの違い

見た目はよく似ているリストレットとエスプレッソですが、まったく異なるものです。

抽出量や抽出時間、味の特徴、クレマ、飲みごたえの違いを解説します。

  • 抽出量

リストレットの抽出量は約15~20ml、エスプレッソの抽出量は約25~30mlです。

  • 抽出時間

リストレットの抽出時間は約15秒、エスプレッソは約25~30秒。抽出時間の差が味わいに大きく影響しています。

  • 味の特徴

リストレットは濃厚で甘みがあり、雑味が少なめ。エスプレッソは苦みと酸味、渋みも感じられ、コーヒー全体をバランスよく抽出するイメージです。

  • クレマ

リストレットのクレマは厚くてなめらか。エスプレッソは一般的なクレマです。

  • 飲みごたえ

どちらも少量でも強い満足感が感じられます。リストレットは甘さやフルーティーさ、エスプレはより凝縮されたコーヒー感があります。

リストレットのおすすめの飲み方

リストレットの飲み方、豆選びについても解説します。

基本はそのままがおすすめ

リストレットは、ストレートでそのまま飲むのがおすすめです。

ミルクやお湯で割らなくても、豆の甘さ・コク・香りの豊かさをそのまま感じられます。

クレマを崩さず、まずは香りをゆっくり楽しみましょう。

ひと口ずつ、舌の上で転がすように味わいます。

そして、飲み終わった後の余韻も楽しんでみてくださいね。

豆選びで個性が際立つ

リストレットは少量でも豆の個性がくっきり表れるため、豆選びがとても大切です。

フルーティーな酸味のあるエチオピアやケニアのスペシャリティコーヒー、カカオのようなコクがあるグアテマラやブラジルなど。

また、深煎りの豆なら、甘みととろみが際立ちます。

豆を飲み比べて、お好きなリストレットを探すのもおすすめです。

リストレットは甘みと香りが引き立つ濃厚な一杯

リストレットは、抽出量は少ないながらも、コーヒーの旨みがぎゅっと凝縮された濃厚な一杯。

エスプレッソとは異なり、甘みや香りが際立つ繊細な味わいが楽しめます。

普段のエスプレッソやドリップコーヒーとはひと味違うコーヒーを楽しみたい方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

この記事の著者

HEAD ROASTER 樋口

世界1000軒以上のカフェ巡りから「日本人が美味しいと思うコーヒー」の探求が始まりました。2017年に「uni coffee stand」を開業。その情熱は海を渡り、2019年にはNYの新聞で紹介され、ブルックリンでのイベント開催・販売も実現。近年ではSCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)主催の品質ワークショップで優勝。世界と日本で磨いた技術で、特別な一杯をお届けします。

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