アイスコーヒーとコールドブリューの違いってなに？特徴を解説
暑い季節に欠かせない冷たいコーヒー。
カフェのメニューで「アイスコーヒー」や「コールドブリュー」という言葉を目にすることも多いですが、どんな違いがあるのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか？
本記事では、アイスコーヒーとコールドブリューの違いを、抽出方法・味わい・おすすめの選び方までわかりやすく解説します。
どちらがあなたに合っているのか、ぜひ参考にしてみてくださいね。
アイスコーヒーとコールドブリューの違い
アイスコーヒーとコールドブリューには、抽出方法と味わい、時間、使用する豆、日持ちも異なります。それぞれ詳しく解説します。
抽出方法と味わい
アイスコーヒーは、お湯でコーヒーを抽出した後、氷で冷やしてつくります。コーヒーらしい力強い味をそのまま冷たく楽しめます。
対してコールドブリューは、水または常温水で長時間かけてゆっくりと抽出します。そのため、コールドブリューは「水出しコーヒー」とも言われます。
お湯を使わないため、熱による成分の変化が起きにくく、やわらかくクリアな味わいが特徴です。
時間
アイスコーヒーは短時間で淹れられるため、手軽さが魅力です。
一方、コールドブリューは抽出に時間がかかります。8～12時間程度かけてじっくりと成分を引き出すため、前日から仕込んでおくのが一般的です。
使用する豆
アイスコーヒーは深煎り豆を使うことが多いですが、好みに合わせて選べます。コクや苦味を楽しみたい場合は深煎り、酸味を活かしたい場合は中煎りを選ぶのもおすすめです。
コールドブリューも深煎りがよく使われますが、浅煎りでもおいしく仕上がります。浅煎りを使うと、果実のような酸味や軽やかな甘みが際立ちます。
日持ち
アイスコーヒーは酸化しやすく、淹れたらなるべく早めに飲むのが一般的です。
対して、コールドブリューは酸化しにくく、冷蔵庫で2～3日保存できるため、作り置きにも向いています。
どちらを選ぶ？おすすめしたい人
アイスコーヒーとコールドブリュー、どちらにも魅力があり、どちらを選ぶかは好み次第です。それぞれにおすすめしたいタイプの方をご紹介します。
アイスコーヒーをおすすめしたい人
- コーヒーらしい苦味やコク、力強さをしっかり感じたい
- キリッとした後味を楽しみたい
- 食事と一緒にコーヒーを飲むことが多い
コールドブリューがおすすめしたい人
- 苦味が少なく、まろやかな口当たりが好き
- すっきりクリアな味わいを楽しみたい
- リラックスタイムにゴクゴク飲みたい
おいしいアイスコーヒーとコールドブリューは豆がポイント
アイスコーヒーもコールドブリューも、抽出方法の違いだけでなく、「使う豆の質」で味わいが大きく変わります。
特におすすめなのが、スペシャリティコーヒー。
スペシャリティコーヒーは、生産から品質管理まで厳しくチェックされ、香り、甘み、酸味、コクといった豆本来の個性がしっかりと感じられます。
冷たいコーヒーでは、雑味が少なく、すっきりとした豆本来の味わいがダイレクトに伝わるため、スペシャリティコーヒーの魅力がより際立ちます。
せっかく飲むなら、ぜひ良い豆を選んで、おいしいアイスコーヒーやコールドブリューを楽しんでみてください。
→スペシャリティコーヒーはいつからある？歴史と評価基準を解説
冷たいコーヒーを楽しもう
アイスコーヒーとコールドブリューは、どちらも冷たいコーヒーですが、抽出方法や味わい、時間も異なります。
好みやシーンに合わせて、自分にぴったりの一杯を選んでみてください。
そして、どちらを楽しむにしても、コーヒー豆の質が味わいを大きく左右します。
スペシャリティコーヒーのような高品質な豆を選べば、より一層豊かな香りと味わいを楽しめます。
冷たいコーヒーがさらにおいしくなる一杯を、ぜひ体験してみてくださいね。
