デミタスコーヒーとは?意味やエスプレッソとの違い、作り方を解説 | uni coffee stand【ユニコーヒースタンド】

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コーヒーの基本

デミタスコーヒーとは?意味やエスプレッソとの違い、作り方を解説

カフェで見かける、小さなカップに入ったデミタスコーヒー。

「デミタスコーヒーとエスプレッソとの違いは?」「家でも作れるのかな?」と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。

今回は、デミタスコーヒーの特徴とエスプレッソとの違いをわかりやすく解説、自宅でも手軽に楽しめる作り方のコツもご紹介します。

デミタスコーヒーの意味

デミタス(demi-tasse)はフランス語で「半分のカップ」という意味です。

一般的なコーヒーカップ(100~150ml)よりも、ひとまわり小さな60~90mlのカップに濃いコーヒーを注いだもの。

深煎りの豆がよく合い、濃く抽出することで、苦みとコクがありながらまろやかさも感じられる一杯になります。

抽出方法は、ハンドドリップやネルドリップが多く使われます。

エスプレッソとの違い

小さいカップにコーヒーと言うと、エスプレッソをイメージされる方も多いと思います。

しかし、デミタスコーヒーとエスプレッソは、まったく異なるものです。

抽出方法や豆の種類、容量、味わい、飲み方にも違いがあります。

  • 抽出方法

デミタスコーヒーはドリップ式、エスプレッソは専用マシンによる高圧抽出を行います。

  • 豆の種類

デミタスコーヒーは主に深煎りを、エスプレッソは中煎り~深煎りまで幅広く使用されます。

抽出後の量は、デミタスコーヒーは約50ml、エスプレッソは約25~30ml。

カップの容量は、デミタスコーヒーは約60~90ml、エスプレッソは約60mlです。

  • 味わい

デミタスコーヒーは濃厚でまろやかな味わい、エスプレッソは強く凝縮された味わいが特徴です。

  • 飲み方

デミタスコーヒーはゆっくり味わいますが、エスプレッソコーヒーは数口でサッと飲みます。

H2:家でも楽しめる!デミタスコーヒーの作り方

必要な道具とポイントを押さえれば、ご自宅でも手軽にデミタスコーヒーを作れます。

デミタスコーヒーを味わいたい方は、ぜひ試してみてくださいね。

用意する道具

  • ドリッパー(円すい型がおすすめ)
  • フィルター(紙またはネル)
  • デミタスカップ(60~90ml)
  • 細口ケトル(なければ普通のポットでもOK)
  • 計量スプーンまたはスケール

使用する豆と挽き方

  • 豆:深煎り豆(ブレンドやマンデリン系など)
  • 挽き方:中細挽き~中挽き(やや細かめだと濃く出ます)

ポイント

コーヒー豆10gに対して、約60mlのお湯を使います。

お湯の温度は80~85℃がおすすめです。深煎りの豆のため、沸騰したてのお湯より少し冷ましたほうが香りと風味が引き立ちます。

作り方

  1. お湯を沸かし、使う器具とデミタスカップを温める
  2. ドリッパーとフィルターをセットし、コーヒー粉を入れる
  3. コーヒー粉にお湯を少量注いで蒸らす
  4. 蒸らしたら、数回に分けて少量ずつゆっくり注ぐ
  5. 抽出が終わったらデミタスカップに注いで完成

知ればもっと美味しくなるデミタスコーヒー 

デミタスコーヒーは苦みとコク、そしてまろやかさも感じられる濃厚なコーヒーです。

一般的なコーヒーよりも少なめの量で、しっかりと味わいを引き出しているのが特徴。

エスプレッソと同じものと思われがちですが、抽出方法や風味はまったく異なる別のコーヒーです。

お店だけでなく、ご自宅でも手軽に楽しめるのがデミタスコーヒーの魅力です。

この記事でご紹介した作り方を参考に、ぜひ自分だけの濃厚な一杯を淹れてみてくださいね。

この記事の著者

HEAD ROASTER 樋口

世界1000軒以上のカフェ巡りから「日本人が美味しいと思うコーヒー」の探求が始まりました。2017年に「uni coffee stand」を開業。その情熱は海を渡り、2019年にはNYの新聞で紹介され、ブルックリンでのイベント開催・販売も実現。近年ではSCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)主催の品質ワークショップで優勝。世界と日本で磨いた技術で、特別な一杯をお届けします。

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