カフェインレスコーヒーとは
【目次】
1. カフェインレスコーヒーとは何か?
2. カフェインレスコーヒーのメリットとデメリット
3. カフェインレスコーヒーの種類
4. カフェインレスコーヒーの選び方
1. カフェインレスコーヒーとは何か?
コーヒーが生豆の状態で90%以上カフェインが除去されたコーヒーのことをカフェインレスコーヒー又はデカフェと呼びます。本来コーヒー生豆には1.0~1.5%程度のカフェインが含まれているので0.1%以下に抑えたコーヒー生豆とも言えます。
2. カフェインレスコーヒーのメリットとデメリット
メリット
- 睡眠の質を低下させない。
コーヒーはカフェインは眠気を覚ます効果があるため、良質な睡眠の為には16時以降のコーヒーは避けた方が良いです。しかし、カフェインレスコーヒーはカフェインによる影響がない為、睡眠の質を下げずに睡眠前でも安心して飲む事ができます。 - カフェイン中毒の心配がない。
カフェインは適量を超えると中毒症状を引き起こす場合がありますが、カフェインレスコーヒーはその心配がありません。 - 健康への悪影響を最小限に抑える。
カフェインを摂取する事で不調になる方がいますが、カフェインレスコーヒーはそのような不調を最小限に抑えてくれます。 - お腹が緩くならない。
カフェインで消化が助長されておなかが緩くなるのが抑えられます。
デメリット
- カフェインの効能 - 利尿効果・覚醒効果・消化助長・血管拡張作用・基礎代謝促進などの効能が得られない。
- カフェインを取り除く工程で風味や味わいが変わる。
3. カフェイン除去の工程(プロセス)と種類
液体二酸化炭素抽出法(化学薬品不使用)
- 生豆を洗浄し、2倍に膨張させます。
- 生豆を設定温度 22~25℃、気圧 70~75 気圧の中で液体二酸化炭素につけてカフェインを溶かし出します。
- 真空ポンプによって水分を吸い出し、ドライヤー乾燥させ再度磨き袋詰めし出荷。
スイスウォータープロセス(化学薬品不使用)
スイスウォータープロセスはオーガニック認証を受けており、化学物質を添加せずに処理します。
- 生豆を洗浄(シルバースキン・ほこり・汚れを除去)、生豆を膨らませる。
- GCE(コーヒーフレーバ水)に膨らんだ生豆を漬けカフェインを99.9%除去。
- 乾燥させて袋詰めし出荷。
マウンテンウォータープロセス(化学薬品不使用)
- メキシコ最大のオリサバ山の天然水を温め、生豆を漬け膨張させる。
- 飽和水溶液に生豆を移しカフェインを除去。
- 乾燥させ袋詰めし出荷。
カフェインレスコーヒーの選び方
一般的に流通しているカフェインレスコーヒーのプロセスは化学薬品不使用がほとんどだと思います。
ただし全てとは言い切れないので信頼のできるコーヒー販売店で購入しましょう。
化学薬品が使用されている場合、味わいや風味も失われており安全性も心配です。妊娠中の方は特に気を付けていただきたいです。