コーヒー初心者でも分かる!スペシャリティコーヒーの選び方と楽しみ方
uni coffee stand(ユニコーヒースタンド)の焙煎士です。今回は、「コーヒー初心者でも分かる!スペシャリティコーヒーの選び方と楽しみ方 」についてお話させていただきます。
最近よく耳にするスペシャリティコーヒー。
「なんだか本格的でちょっと難しそう…」と思っていませんか?
実は、スペシャリティコーヒーはコーヒー初心者の方にもやさしい味わいで、日常に“特別な時間”をくれる存在なのです。
この記事では、スペシャリティコーヒーの特徴や選び方について、初心者向けに解説しています。
「今よりもおいしいコーヒーが飲みたい」と感じている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
スペシャリティコーヒーとは
スペシャリティコーヒーとは、品質や風味に優れた特別なコーヒーのことです。
コーヒーの世界では、SCA(スペシャルティコーヒー協会)による評価で80点以上の豆が「スペシャリティ」と呼ばれます。
味だけで評価されるものではなく、豆の生産地、栽培方法、収穫から精製、輸送、焙煎まで。すべての工程で「丁寧に管理されているか」も評価されます。
特徴は、雑味のないクリアな味わいや、果物のような自然な酸味、甘みがあります。
まさに「作り手の想いが伝わる一杯」といえるコーヒーです。
さらに詳しい内容はこちらの記事で解説しています。
⇒スペシャリティコーヒーはいつからある?歴史と評価基準を解説
初心者におすすめの選び方
「スペシャリティコーヒーって気になるけど、たくさん種類があって迷ってしまう…」そんな方に向けて、初心者でも選びやすいポイントをご紹介します。
焙煎度をチェック
まずは最初にチェックしたいのが「焙煎度」です。
焙煎とは、コーヒー豆を生の状態から炒って香りや味を引き出す工程のこと。
この焙煎度合いによって、酸味や苦み、香ばしさが大きく変わってきます。
初心者の方におすすめなのは、中煎り〜中深煎りのコーヒー豆です。
中煎り~中深煎りの豆は、酸味とコクのバランスが良く、クセが少なめ。
「苦いのが苦手」「酸っぱいのが苦手」という方でも飲みやすく、コーヒーのやさしいおいしさを感じられます。
フレーバーノートを参考に
コーヒー豆を選ぶときに、ぜひ注目してほしいのが「フレーバーノート」です。
フレーバーノートとは、コーヒーが持つ香りや味わいのイメージを身近な表現で表したもののこと。
「チョコレートのような甘さ」「ベリーのような香り」「ナッツのような風味」など、まるでワインの紹介のように書かれていることが多いです。
フルーティーな香りが好きな方には、エチオピアなどのアフリカ系の豆がおすすめ。
まろやかで落ち着いた味が好みの方には、ブラジルやグアテマラといった中南米の豆がぴったりです。
豆?それとも粉?
スペシャリティコーヒーを買うときに迷いやすいのが、「豆で買うか?粉で買うか?」というところ。
コーヒーミル(豆を挽く器具)を持っていない方や、手軽に楽しみたい方は、最初は「粉」での購入がおすすめです。
「中挽き」と書かれた粉なら、ドリップコーヒーにぴったりの挽き加減で、扱いやすいですよ。
一方で、豆のままで買うと、挽きたての香りを楽しめるのが大きな魅力。
挽いた瞬間の香ばしさや、淹れる前から感じる豊かな香りは、ちょっと贅沢な気分を味わえます。
最初は粉で気軽に試して、慣れてきたら豆で買ってみるといった、ステップアップも楽しいですよ。
まずは一杯、試してみよう
スペシャリティコーヒーは、「コーヒー=苦いもの」と思っていた方にこそ、ぜひ一度試してみてほしい一杯です。
丁寧に育てられた豆だからこそ感じられる、やさしい甘さや華やかな香り、すっきりとした後味。
飲んだ瞬間に、思わず「おいしい!」と声がもれてしまうような驚きがあります。
毎朝の慌ただしい時間、仕事の合間、夜のリラックスタイムに。ほんの少し贅沢なコーヒー時間を取り入れてみませんか?
あなたの日常に、特別な彩りをくれる存在になるはずです。