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アイスコーヒーが薄くなるのはなぜ?薄くならない作り方を解説

暑くなってくると飲みたくなるアイスコーヒー。

しかし、「家で作ると薄くなって満足できない…」という声をよく聞きます。

今回は、アイスコーヒーが薄くなる原因と、しっかり味わい深く作る方法を解説します。

アイスコーヒーが薄くなる原因と対策

アイスコーヒーが薄くなる5つの原因とその対策をご紹介します。

1.氷の量が多すぎる

アイスコーヒーが薄くなる大きな原因のひとつが、氷の量が多すぎること。

氷が多すぎると、ドリップしたコーヒーの温度が急激に下がってしまい、一気に氷が溶けてコーヒーが薄まってしまいます。

  • 対策1:氷は「コーヒー全体の1/3〜1/2量」が目安

多すぎず少なすぎず、適度な量の氷を用意することで、風味を損なわずにしっかり冷やすことができます。

  • 対策2:「氷水で冷やす」方法もおすすめ

氷水を張ったボウルに、ドリップしたサーバーやビーカーを容器ごと浸して冷やすと、アイスコーヒーが作れます。

氷を直接コーヒーに入れないので、味が薄まらず、香りも閉じ込めたまま冷却できます。

  • 対策3:解けにくい「ロックアイス」を使う

市販のロックアイスや製氷器で作った大きめの氷を使うと、表面積が小さい分ゆっくり溶けて、コーヒーが薄まりにくくなります。

2.抽出量の豆の量が少ない

いつものホットコーヒーと同じ分量でアイスを作ると、氷で薄まる分が加味されていないため味が弱く感じやすいです。

  • 対策:豆の量を増やす

豆の量をいつもの1.2~1.5倍にして抽出してみましょう。濃いめに淹れると、氷を入れた時に味が薄くなりにくいです。

3.豆の焙煎度が浅い

浅煎りの豆は爽やかで酸味があり、軽やかな味わいが特徴ですが、アイスコーヒーにすると物足りなさや薄さを感じることもあります。

  • 対策:「中深煎り~深煎り」の豆を選ぶ

中深煎り〜深煎りの豆を選ぶと、アイスでもしっかりした味が楽しめます。

また、コーヒー豆を買う時に「アイス向き」と表記があるタイプもおすすめです。

4.お湯の温度が低すぎる

お湯の温度が低すぎると、コーヒーの成分がしっかり抽出されない=薄くなる原因になります。

  • 対策:適温で抽出する

浅煎り豆は90~95℃、中深煎り豆は85℃前後、深煎りの豆は80~85℃がおすすめです。

深煎り豆は高温で淹れると、苦味や雑味などの成分まで過剰に抽出されやすくなります。

また、蒸らしを20~30秒、しっかり行うのもポイントです。

蒸らしは、コーヒーの粉全体が湿るくらいに、お湯を静かに注ぎます。

5.抽出スピードが速すぎる

ドリップ時にお湯を早く注ぎすぎると、コーヒー粉にお湯が十分に浸透する前に抽出が終わってしまい、コーヒーの風味や香りが十分に引き出せません。

急いで淹れたコーヒーは、味が薄く、水っぽいシャバシャバした印象になります。

  • 対策:お湯は分けて細く注ぐ

20~30秒蒸らした後は、30秒ごとに3回に分けてお湯を注ぎましょう。

ケトルの先が細い「ドリップポット」を使うと、注ぐ量をコントロールしやすくなります。

細く注ぐことでお湯がコーヒー粉にじっくり行き渡り、過抽出や味ムラを防ぎ、均一な味わいに。

アイスコーヒーが薄くなる原因を知っておいしく飲もう

自宅でアイスコーヒーを楽しむ際は、今回ご紹介したポイントをぜひ取り入れてみてください。

薄くなってしまう原因を知り、正しく対策すれば、おうちでもしっかり美味しい一杯が作れます。

気温の高い季節には、ひんやり冷たいアイスコーヒーを楽しみましょう。

この記事の著者

HIGUCHI

長野県出身。喫茶店やカフェという空間に魅力を感じ始めたのは、高校生の頃。仲間と通った馴染みの喫茶店に始まり、日本だけでなく世界中のカフェを探訪。巡ったカフェ件数は数千件に及ぶ。そのカフェ巡りの経験を活かし、2017年11月『uni coffee stand』をオープン。自ら築き上げた人脈を頼りに、世界へ活躍の場を広げている。

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